2013年10月13日日曜日

「智恵の実」大野公士(林昌寺前)


こんにちは、わかなです^^

今日は大野公士さんの作品を紹介します。

大野さんは中之条ビエンナーレに三作品(《智恵の実》林昌寺前/《慧》あがつま倉庫/《千恵の館》日影)出品していて、どの作品も見ごたえのある作品です。

私のお気に入りはこの《智恵の実》です。
 

 


クモの巣のような、でも闇に浮かぶ青白い糸はどこかメカニックな印象。

目がだんだん慣れてくると、「あ、ひとの形をしている」と見えてきます。
 
 

 
 今は世界中が家の中にいながらでも見える

お金がお金の形をしていなくても買い物ができる

だれかが智恵を駆使して作った道具を頼って私は元気に生きています。

 
こんなに便利になったのに、「私」ができることはあまりにも少ないと感じてしまいます。

 
足元の植物は素直で、精一杯生きている「植物」なのにそれを見る私は「人間」らしいのでしょうか?

 

便利が一番のこの世界はどこか冷たい。

0 件のコメント:

コメントを投稿